10月15日(月)

朝、起きてすぐ、もうぎーちゃんに頼るのはやめようと思う。先に起きていた夫にも言う。昨夜、二時間ねかしつけに格闘したすえの、ぎーちゃんコールに耐えかねた夫が、大きな声をだしてしまった。わたしだって日中にいらいらして、大きな声をだしてしまうことがあるから(今日もだしてしまった…)、夫を断罪するつもりはない。でも、わたしたちと娘、おたがいに苦しくなってしまっているから、もうやめようと、やっと思えたのだった。

「おばけ、ぜんぜんこわくないよ」「おばけずるい」と娘が言う。なんだろう。親がわが、「〇〇しないと、おばけくるよ」みたいなことを、たまに言ってしまうことにたいして、暗に批判しているのか。深読みかな。

いつもより早く娘が昼寝した。だから目覚める時間もそのぶん早く、公園行きをせがまれる。午前は小雨がふっていて、肌寒かったから公園へは行かなかったのだ(それでだいぶぐずった)。午後にはあまり訪れたことがなくて、夕方だから小学生とかいるのかな、と思ったけれどいない。そのかわり、すこし不思議な先客がいた。ベンチに男子高校生がひとり座っていた。日にやけた顔、野球部所属、というのがしっくりくるような、坊主にちかい短髪。スマホにつないだイヤホンで何かを聞きながら、手を顔の前あたりで動かしていた。編み物をしている。あの動きは、かぎ針編みのたぐいのはずだ。あまりじろじろ見てはいけないと思いながら、気になりすぎて、遠くからちらちらと見てしまう。クリーム色の毛糸玉のようなものも確認した。とても気になる。でも、あーちゃんとボールあそびに興じていて、ふと気がついたら、彼は公園の出口にむかい、すごい勢いで走っていくところだった。夕陽にむかって。こういうことがあるから、この公園に通うのをやめられない。