10月28日(日)

なんども通っている、夕暮れどきの町なみを眺めながら、ここに来るのも、今年はこれでさいごだろうか、と思う。いや、またすぐに来ちゃう気もするが、ふと年末感がおとずれたのだった。今年はもうじゅうぶん、という満足感。忘年会がしたい。

美濃であった星の坊主さまのおはなし会へ行ってきた。わたしが以前、星の坊主さまのおひとり、こじょうゆうやさんのお話を聞いたのは、昨年の冬に同じ地であったCW前田さん、みれいさんとのトークイベントだった。なので、パートナーのちこうゆみこさんと、各地でひらかれている会に参加するのははじめてだったが、このおふたりで話すというのが、とても自然で、良いかたちに思えた。

そして今回は、みれいさんをはじめエムエムブックスのスタッフさんも出演する、お芝居からはじまる会ということで、わくわくどきどきしていた。前日にあった名古屋での会は参加がかなわず、美濃でおはなし会があるかも、という情報を福太郎さんのインスタから得たわたしは、告知をいまかいまかと待ち受けていた。その結果、まきまきまっきーによると(知人なのです。むかしからとってもかわいいけれど、いまがいちばん輝いてるまっきーちゃん)、いちばんめの応募者だったらしい。

おはなし会で、ちこうさんが、いまから話すことには鮮度がある、とおっしゃっていたが、イベントじたいが生ものであると、あらためて思った。だから、こうやって記録する意味とは、と思わないではないけど(ほんとうは忘年会とかで話したい)、これは自分のために書きたいことを書く日記なので、まあいいか。こじょうさんが、お話していたあることを、まだかんがえ中で結論がでていない、とおっしゃっていたことも印象的だ。わたしもすぐに結論をだすことがすきではなく、今日かんじたことも、生活しながらかんがえている途中である。物語にオチはいらない派なのだった。

かんじたことをメモ的に。お芝居「魔女の未来」での、みれいさんはまるで少女のようだった(体調わるかったようなのですが)。さすが演劇部!こじょうさんの瞳がとてもきれい。ちこうさんの立ち姿がうつくしい。魔女、というキーワードに反応する(わたしは小3のころ、子ども向けの入門本を読み、魔女をめざしていた。その本には魔女狩りについてのマンガも収録されていた)。光と闇がいっしょになると透明になる。こじょうさんはインターネットだいすき人間らしく(シンクロ)、そんなかろやかさに親しみをおぼえる。ちこうさんのつっこみで、話がふかまる。おはなし会のテーマであった「いにしえの人々」は、目のまえのすべてのものごとを真似していた。それがものに対する、ふかい愛や敬意、感謝をあらわす行為だったと聞き、現代を生きるわたしたちも、その行為を無意識のうちにしていると思う。ちいさな子どもをみていると、よりそう思う。それぞれが、それぞれに合ったかたちで。わたしはこのことをもっとかんがえたい。呼吸はだいじ。そして、ひびきあいはたのしい。カーテンコールでは、みなさんがお芝居を演じた意味、この会のテーマを思って、じわっと涙がでてくる。

ツイッターでつながりのあるかたとも出会え、お話することができた。とても嬉しい言葉をかけてもらって、すこし泣けた。あたたかな気持ちで、帰路につく。

「かあちゃん、おかえりー」という声に迎えられた。娘と抱擁する。