2月21日(木)

晴れているけれど風がつよい。今日はまえから実家へあそびに行く予定で、あーちゃんに「ばあばん家、行こうね」(じいじん家でもあるのに、なぜかこう言ってしまう。じいじはあまり家にいないからだろうか)と言うと、「ばあばんちいかない」と言い、代わりに「どうぶつえんにいきたい」と言う。どうぶつえんとは、ホームセンターのペットコーナーのことである。ぐずぐずと不機嫌になってしまったので、家のちかくだし、立ち寄ってから実家へ行くこともできるな、と思っていたけれど、あーちゃん用のお弁当をのんびり作っていたら、午前中もぎりぎりになってしまった。どうぶつえん明日行こうねと説明して、やはり実家へ。あーちゃんは車中ぶすっとしていて、出勤まえでまだ実家にいた父と、母に会ってもしばらくはそのままだったけど、時間が経てば機嫌はなおる。「私は何も捨てたことがない」と豪語する母が取っておいた、わたしが幼かったころ遊んでいたままごとのおもちゃや、あいうえおが書かれた木のブロックでずっと遊んでいた。

わたしは実家にいるとよくお腹が痛くなる。母がいつも作ってくれる昼食の量が、たぶん多いからだ。今日もそれで、炬燵で寝ころびながら、宝塚のDVDを観る。2012年の宙組『仮面のロマネスク』。原作はラクロの『危険な関係』なのだが、ふだん「本なんか嫌い!」と豪語する母(ほんとに母はよく豪語する。言い切りがすごい)が、観劇の予習にとた読破したのだった。おなじ理由で、ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』も読んだこともいつも思いだしては、すごいなと思う。

夕方にさしかかる頃、帰宅する途中の車内であーちゃんが寝る。いまはこうやって、日中出かけたときだけ昼寝する。でも外出じたい最近あまりしてないので、かなり久しぶりのお昼寝だ。家でひとりで居ると思うだけで、なにかこみあげてくるものがある。深呼吸。でも自分も眠たいし、やる気もおこらなくて「なにもしない贅沢……!」と思いながらぼんやりした。あーちゃんが寝ていた約二時間でけっきょくしたことは、もやしの根をぷきぷきと取りさることだけ。そして、ちょうど茹でおわったころに、ぴんぽんとチャイムの音がした。きくちゆみこさんの言葉が刺繍されたストールと、きらきらのステッカー欲しさに駆け込みで申し込んだ、「She is」のギフトが届いたのだった。どきどきしながら(色などがアソートなのだ)封をあけると、すこしまえの日記でも引用した、わたしのお守りみたいに大切な、ゆみこさんの言葉が目にとびこんできて、驚いた。こんな奇跡みたいなことってあるんだな。ストールは春らしい若草色。とてもうれしい。

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