5月31日(金)

来月から保育園に通うので、わたしがあーちゃんと一日中いっしょにいる平日、いわゆるワンオペ育児をする平日が、今日で最後なのだった。

とはいえ、まだ園への書類提出があったり、来年度のため他の園を見学したり(入るのは、今年度までしか通えない、小規模保育園なのだ)、救いようのない夕方の不機嫌に見舞われたりして、今週は感傷にひたるような、余裕があまりなかった。

そう、一昨日の不機嫌はすごかった。何が原因でそうなったのか、すでに記憶はさだかではない。喧嘩をしたとき、娘は「なかなおり」と言って、抱っこをもとめてくる。ぐずぐずとしながら、おそらく一時間以上、それを繰り返した。涙が出てないのに、「なみだふいて」と言い、タオルやティッシュで拭こうとすると「おしりふきで」で、と指示する。だんだん頰が赤くなっていく。抱っこをしていると「たって」と言うので立つと、「すわって」と言う。その繰り返し。ここで、わたしが怒鳴ったりしようものなら、さらに事態は悪化するので、ただただ「無」をたもっているのだが、こういうときの気持ちって、ほんとうに行き場がない、と思う。

(いやいや期、それがいつまで続くのか、もう知らないけれど、夜は「いや」が集約されている。最近ごはんいや、はマシになったものの、お風呂入るのいや、身体と頭洗うのいや、お風呂出るのいや、服きるのいや、はみがきいや、ぐちゅぐちゅぺーいや、というのが日常である。でも、寝るのはいやじゃないだけ、救いだ)

それでも、あと二日だと思った。おたがいに環境が変わっても、べつにまた、不機嫌な夕方はやってこようとも。今週中に小児科へ行き、いつもの薬をはやめに貰っておこうとしていたけれど、やめる。来月に行けないことはないし、それだけでも、かなり心に余裕をかんじたからだ。

木曜の朝、今日はどこ行きたい?とあーちゃんにたずねると、「ちいさいようちえん!」と言う。それが、入園する保育園の呼び名である。どこまで理解しているのかわからないけれど、「あーちゃんひとりでようちえんいく! かーちゃんはしごとしてて」と言う。新しい環境に慣れるまでは疲れてしまうだろうな、という懸念はもちろんあるけれど、本人は楽しみにしていることに安心する。ほいくえん、という言葉はまだ覚えられていなくて、アニメで覚えた、ようちえんという言葉を使う。

今日は公園へ行こうと決めていた。公私ともにお世話になっているOさんから、三輪車をおさがりで貰ったのに、保活のバタバタで、乗せてあげられてなかった。運転しやすいような、コンクリートの散歩道のある、ふだんはあまり行かない大きな公園へ行った。車が満車で入れないこともあった公園だが、拍子ぬけするくらい、ひとが少なかった。ひとがたくさん集まる場所が苦手で、ここへ来るのを避けていた。ひとの目があると、何だかステレオタイプな母を、演じなければいけないような、気がしてしまうのも嫌だった。子どもを持っても、自分は簡単に変われない。けっきょく何ひとつ、当たり前だと思えないまま、ワンオペ育児の日々は過ぎていった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です