9月28日(金)

顔も洗わず日焼け止めだけ塗ってでかける。泣きたくなるほどの晴れ。草のいい匂い。そのなかに金木犀のあまい香りがまじっていることを、確認する。夫のリクエストで夜は味噌煮込みにするため、うどんと油揚げを買いにスーパーへ。そのあといつもの公園。今週やっと来られた。油断していると、娘は土を食べようとする。

ぜんぜん使ってなかった音叉を、夫の出勤時に鳴らしまくるのが、今週のブームだった(見送るときの火打ち石をイメージ)。もちろんあーちゃんに見つかり、即おもちゃになる。娘にとって音叉は、「たいこ、のんのん」(太鼓、ドンドン)。

寒暖差にやられた気がする。喉が不穏。明日は名古屋でマリイ展のトークイベント。明後日は読書会と、予定が目白押しなのにな。台風も来ているというし。

娘を昼寝させ、身体のだるさを持て余しつつ、爪をボルドーに塗り替える。濃い色だからか、マニキュアがプチプラだからか、塗るのがむずかしかった…。ネット上で見かけ気になっていた、太田明日香さんのエッセイ集『愛と家事』を読む。整然とした文章でつづられる、母との関係、小さな集落である故郷、元夫のこと。最初は苦しくなる部分もあるが、ぐんぐんすいすいと読んでしまう。終盤で娘が目覚めたので中断。布団のうえで、寝起きの娘といっしょに転がる。この時間がすきだ。

台所であそんでいて、椅子におでこをぶつけてしまった娘。「あーちゃん、いたい。かわいそう」と言ったあと、「びっくりした」と言う。2歳児は赤ちゃんではない、人間だ…!と思い、目を丸くする。こんなにもはっきりと、感情を言葉に表したことが初めてだったので。言葉が明確になっていく、例えばぶーぶーちゃんが、車になっていくのを目前にしていて、さみしくなってしまうのは、親のエゴだろうか。

夕方、たのしみにしていた、お便りが届く。Twitterではドーナツさん、と呼んでいるイラストレーターさんがいて、そのかたが夏のグリーティングカードとして、名前からイメージした絵を送ってくださる、という試みをすることを知り、申し込んでいたのだ。わたしは旧姓でお願いをしたのだけれど、ドーナツさんはその姓から、イメージをして描いてくださった。とても素敵でうれしくて、アイフォンを何度もながめては(データでダウンロード形式なのです)、にやにやしている。まずはポストカードにして、部屋に飾ろうと思う。絵は、アイコンなど、個人のたのしみで使うのはオッケーということなので、いずれここでも紹介したい。

こういった試みに、あこがれる。自分の技能や得意なこと、すきなことで、ひとと関わり何かを交換することに。自分にできることはあるだろうか、ぽつりぽつりと考えている。