9月30日(日) 風邪と台風

風邪をひいた。毎月の月末に放送される、「わんわんワンダーランド」を観ながら、また今月がおわったな、と思う。はやい。(季節がおわったことは、『いないいないばあっ!』の四季によって変わる背景映像が教えてくれる)

昨日はたのしみにしていた予定を断念した。今日の予定も行けないことを、はやめに連絡していたのだが、こちらは台風でイベントじたい中止になった。名古屋に二日つづけて、あそびにいくことに罪悪感は少なからずあって(ソロ活動、名古屋2daysとか浮かれていたけれど)、やはり娘と家にいろってことなのかと、体調がわるいのもあり落ちこみかける。でもどちらのイベントもぶじ、振り替えでの参加ができそうとわかり、申し込む。

自然派育児をされていたひとが、自然派育児を選択する、というのはひとつあるかもしれないな、とふと思う。わたしは子どもの頃、身体がじょうぶなのもあって、ほとんど風邪をひくことがなかった。たまにひいても病院に行ったり、投薬された記憶がほとんどない。学校を休むことを禁じられている雰囲気もあり、のぞんでなくても皆勤賞だった。予防接種も打ってないものが、ちらほらある。親(ちなみに学校と医療に関する仕事をしていた)の育児への、大人になったわたしの印象は、ただ放置されていたな、だ。風邪のせいで辛辣になっているのだろうか。この風邪も元はといえば、母からうつったのだった。べつに怒りもわかないけれど。娘も鼻水をたらしはじめ、やはりうつってしまったな、と思う。情報がただでさえ多い世のなかで、自分の育児にたいしては、ただその都度、娘をよく見て(様子や体質などを)、ときには学んで自分の頭で考え、判断していくしかないと、思っている。熱っぽくても娘は元気すぎるほど元気で、ひとまず大丈夫。

たのしいことを考えたい。もっとロマンティックなことを。ふらふらとインスタをさまよっていたら、自分の好きな小説をモチーフに、オリジナルの香水がつくれるというワークショップが、東京であるというのを見た(だいたい、いいなと思うイベントは東京だな、という気持ちもわく)。わたしがつくるとしたら、もうぜったいに、尾崎翠の『第七官界彷徨』やな、と思って陶然とする。

私はひとつ、人間の第七官にひびくような詩を書いてやりましょう。

しかしこの目的は、私がぼんやりとそう考えただけのことで、その上に私は、人間の第七官というのがどんな形のものかすこしも知らなかったのである。それで私が詩を書くのには、まず第七官というのの定義をみつけなければならない次第であった。これはなかなか迷いの多い仕事で、骨の折れた仕事なので、私の詩のノオトは絶えず空白がちであった。

-尾崎翠「第七官界彷徨」(ちくま日本文学『尾崎翠』所収)

台風、こちらは夜に峠となる。夫は充電で灯せるLEDライトを点けっぱなしに、風呂に水をためてと、てきぱき動いていて、たのもしいと思った。わたしは、飲むとハイになるので、たまにしか飲まないようにしている、市販の風邪薬を飲んで寝た。